B.A.D. あおい輝彦 少年愛小説
元浦が振り向く。
思った以上に酒を飲んだらしい。司野はそう言って、彼にしがみついている僕を、片手でやすやすと布団に突き倒した。根室自身にも不本意な傷であることは明らかだった。背筋に悪寒が走って、ほたるは必死でユースフの腕を掴んで引き離した。そんな態度が不満だったのか、廣岡は俺の前に立つと、大きな手でグッと顎をすくい上げた。「彼女なんか作らないから大丈夫だ。いつでも京くんを慰めてあげる」。太刀を握った手が動き、それに遅れて顔が動く。
夢中になって、舌音が響くのもかまわずに、千秋は激しく彼の舌を吸った。ひょっとして、こうして無視するのが嫌なのかな。うわごとのように、海は呟いた。ひょっとしたら、紅仁は一晩中、麻尋が悪夢にうなされないように見守ってくれていたのかもしれない。
「直くん、大丈夫。これはね、ひとりエッチの延長みたいなものなんだよ」。長瀬はかすかに眉を寄せて、この口がそんな言葉を吐くのか……と友孝の頬(ほお)を摘(つま)む。
「俺、咄嗟に庇っちまったけど、ホントはそうしなかったほうがよかったかもな」。「ダメ……汚い……」。「逃げるな。別に悪いとは言っていない」。気持ちいい――誰かに抱かれて泣くのが、こんなに気持ちいいことだなんて知らなかった。ユースフはほたるを見る。と、自分から誘ったのに、恥ずかしくなって身体がかっと熱くなった。
ボーイズラブ小説作品紹介
雑貨店に務める快人は、女の子と付き合っていてもどこか違和感を感じていた。そんなある日、美容師の森山真樹と出会い、自分が同性愛者であると確信する。「この人と愛し合えれば……」。しかし、相手はノーマル。親友の木村にカミングアウトすると、そのことを受け入れてくれた木村は真樹への告白を後押ししてくれた。快人の地道なアプローチのおかげか真樹に思いを告げるチャンスに恵まれ、真樹には付き合っていた女性がいたが、紆余曲折を経て二人は恋人同士となる。そして「できるだけ一緒にいたいから」。と夏からの同棲の約束を交わす。幸福に満たされた快人は告白の成功を木村に報告する。だが、木村の様子がどこかおかしい……。すると、突然の――。一夜の秘密を抱えたまま、快人は真樹との甘い同棲生活をスタートさせる。しかしそこには新たなる壁が……!!
タイトル:SweetSweetHome
著 者 名:藍川真冬
レーベル:古都鎌倉シリーズ
発 行 元:キリック
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あおい輝彦の最新関連情報
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